日々の中で運動習慣はありますか?

日々、健康というフィルターを通して人々を見たとき、運動習慣が0の人とある人に別れるといつも思います。
つまり1日・1週間・1ヶ月つまり1年を通して運動を全くしないという方も一定数いて、いやむしろこれは一定数どころか多数を占めるのでは?とさえ思うことが多いです。
この場合の「運動」の定義としましては
「日常生活で行う最低限の身体活動にプラスした能動的な身体への負荷動作」
とでも言いましょうか…。
つまりは日常生活にプラスして歩いたり走ったりストレッチしたり筋トレしたり、それこそ何かスポーツしたり。
通勤やお買い物で歩いているなど以外で健康目的や楽しむためでも何か身体を動かせているか?という意味なのですが、ほとんどの人が0か1で言うと0の人の方が世の中多いように思います。
しかし現代社会においては日常生活においてそれほど強い身体活動は要求されないんですよね。
移動するにしても車や自転車、最近は電動アシストの自転車もとても普及している印象です。
歩くにしても余程意識してたくさん歩こうと思わないといいところ駅までやスーパーまで程度の距離でほとんどの場合1日の運動量としては十分とは言えないでしょう。
昔の人は日常生活が畑を耕したり移動も遠い距離を歩かざる得なかったりと日常がフィットネスと言っても良い日々だったことでしょう。
このような毎日であればあえて能動的に「運動」などせずともよかったでしょう。
しかし先ほども述べましたように現代の日常生活を過ごすだけでは身体に十分な良い意味での負荷がかかっているとは言えないでしょう。
なので「運動」が必須になるのですが、これをもう少し説明しますと日常生活より少しでも関節を大きく動かしたり日常生活よりも少しでも筋肉が力を発揮するような運動を取り入れると良いでしょう。
特に関節には整形外科的にこれくらいは動くのが基準ですよ、と言う角度が数字で決まっています。
例えば肩の関節は真っ直ぐ真上に上がるとか膝は踵とお尻がスムーズにくっつくであるだとか基準が設けてあります。

このような基準を満たした上で良い姿勢や良い歩き方や走り方が可能な訳ですね。
しかし日常ではこれらの関節可動域やしっかりした筋肉の力発揮がなくともそれなりに生活できてしまいます。
文明の利器で世の中には便利なものが溢れた社会ですし、便利と言うことはいかに人間様が楽をできるかと言う観点からのものが多いので結果身体は動かすことなく移動したり物を運んだりできるのですね。
そうすると人の身体は環境に適応しますので、使われない筋肉は硬く縮み使われない関節可動域はどんどん狭まります。
だから現代人には「運動」は必須と言えるのですね。
しかし運動を日常にプラスすると言うことは意外にハードルが高いことなのだと思います。
私の感覚では、例えば週に一回パーソナルトレーニングを受ける方なんてかなりの少数派で、日常運動0の大多数の人達と比べたら雲泥の差があると言って良いと思います。
そしてその差は歳を重ねるにつれて開いていくのだと思います。
そんな本格的な運動でもなくても良いので、まずは日常プラスを何か始められることをお勧めします!
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