身体は柔らかければ良いのか?
身体はやはり柔らかい方が良いと一般的には言われていますね。
必ずしも間違ってはいないと私も考えます。
しかし柔らかければ柔らかいほど本当に身体にとって良いのでしょうか?
まず『柔軟性』という言葉と『可動性』という言葉の違いを知らないとなりません。
『柔軟性』とは一般的に捉えられている身体の柔らかさ、例えば開脚が大きくできるような筋肉の柔らかさを指しますね。
一方で『可動性』と言うのはその関節を動かせる範囲、つまりコントロールできる柔軟性を指します。
例えばめいいっぱい頑張って開脚したりそれを誰かに押してもらうことなどによって確かに柔軟性は向上する可能性はあるのですがその柔軟性を動作の中で使えないとそれは可動性ではなくただ筋肉が伸びているだけということになります。
筋肉を伸ばすことそれ自体が好きだというのならもちろん良いのですが、ただ無闇に柔軟性だけをあげようとするとそれを動きの中でコントロールできず結果痛めてしまうなんてこともあり得るのです。
その柔軟性を使いこなせることが重要なのですね!
筋肉はゴムみたいなイメージを持って頂くと良いかと思います。
そして筋肉は伸びながら働く場合(エキセントリック収縮と言います)と長さを変えずに働く場合(アイソメトリック収縮)、そして縮みながら働く場合(コンセントリック収縮)とに分けられますが、ただストレッチで伸ばすことだけをやっているとこれらの働かせ方がうまくいかないなんてこともあります。
だからただただ柔軟性があるのは実は良いとも限らないのですね…。
ではどうすれば可動性を高めることができるのか?
私がおすすめするのはウエイトトレーニングです。
(ここでのウエイトトレーニングは必ずしも重りを持ったものではなく、自身の体重を使うものも指しています)
ウエイトトレーニングは筋肉をつけるイメージが強いかと思いますが、実は可動性を大きく広げてくれます。
皆様にも是非一度『可動性』を広げるようなトレーニングをご経験くださいませ!
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